聞いた情報を伝える
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今回の学習ポイント
「念のためご連絡いたします」
意味:
「念のため」は、「万が一に備えて/一応確認のために」という意味です。
「ご連絡いたします」**は、「連絡します」の丁寧な言い方(謙譲語)です。
合わせると:「念のためご連絡いたします」=一応、丁寧にご連絡させていただきますという意味になります。
使う場面:
【大切な情報を念のため再確認して伝えるとき】
念のためご連絡いたしますが、明日の会議は10時からです。
「抜け・漏れ・勘違い」を防ぎたいとき
念のためご連絡いたします。本日提出した資料に修正はありません。
ポイント:(類似表現(もっと丁寧にしたい時)
「念のためご連絡差し上げました」
「念のためご案内申し上げます」※どれもフォーマルな文書やメールでよく使われます。
話す内容について
ある会社の営業からかけてきた電話を受けた場合
(以下のタメ口日本語を、職場で使う敬語に変更してください。)
総務部から連絡あるよ。来月からコピー、自分たちでやってということ。
各部はコピー機は各部にて責任を持って管理してって言っていた。あと、月末はインクと紙の在庫を確認し、報告しないといけない。
報告しないと補充できないから。全部使っちゃったら困るから、気をつけて。
注意もメールで送ったので、わからなかったらメール見てください。
ビジネス日本語(以下の事例をご参考ください)
念のためご連絡いたします。 総務部より連絡がありました。
来月より、資料のコピーは各部で管理することになりました。
つきましては、コピー機は各部にて責任を持って管理いただくようお願いいたします。
また、月末にはインクや用紙の在庫を確認のうえ、総務部へご報告ください。
ご報告がない場合は補充が行えませんので、在庫切れにならないようご注意ください。
注意事項につきましてはメールでも送付されていますので、不明点があればそちらをご確認ください。
ビジネス日本語の表現
総務部から連絡あるよ→総務部より連絡がありました
✅解説:
「あるよ」は話し言葉。ビジネスでは「より〜がありました」で丁寧に。
自分たちでやって→各部で管理することになりました。
✅解説:
命令口調を避け、客観的な事実として「〜ことになりました」で柔らかく伝える。
管理してって言っていた→管理いただくようお願いいたします
✅解説: 「〜してって言っていた」は話し言葉でカジュアルすぎる。ビジネスでは失礼に聞こえることがある。
「管理いただくようお願いいたします」は丁寧に「管理してください」とお願いする表現。
報告しないといけない→ご報告ください。
✅解説:
「〜しないといけない」ではなく、「ご〜ください」にすることで、敬語+やわらかい依頼の形になり、ビジネスにふさわしい表現になります。
報告しないと補充できないから→ご報告がない場合は補充が行えませんので
✅解説:
命令調から、「〜がない場合は〜できません」と冷静に伝える形に変更。 全部使っちゃったら困るから、気をつけて→在庫切れにならないようご注意ください ✅解説: 「使っちゃった」は幼い印象。「在庫切れにならないよう〜」がよりビジネス的。 メール見てください→ご確認ください ✅解説: 「見てください」より「ご確認ください」の方が適切な敬語表現。