営業電話の対応(受ける側)
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今回の学習ポイント
「恐(おそれ)れ入(い)りますが」
意味:
「申し訳ありませんが」「丁寧に言わせていただきますが」という配慮と敬意を含んだクッション言葉です。
相手に何かを依頼・確認・断る前に使うことで、言葉をやわらげ、印象を良くする効果があります。
使う場面:
【相手の話を途中で止めて確認したいとき】 恐れ入りますが、念のため御社名をもう一度お伺いしてもよろしいでしょうか
【担当者に代わる前に会社名や目的を聞きたいとき】
恐れ入りますが、どのようなご用件でいらっしゃいますか。
【対応を断るときに、柔らかく断る前置きとしても使える】
恐れ入りますが、営業に関するお電話は担当者が対応いたしかねます。
ポイント:(電話を受ける時)
「恐れ入りますが」は営業電話など、相手が初対面・不明な相手のときにとても便利。
「命令」にならないよう、依頼や確認を丁寧に言う習慣を身につけましょう。
電話対応では「お待ちいただけますか」「差(さ)し支(つか)えなければ」などの電話敬語をセットで覚えると実用的!
話す内容について
ある会社の営業からかけてきた電話を受けた場合
(以下のタメ口日本語を、職場で使う敬語に変更してください。)
営業マン:お忙しいところ恐れ入りますが、A社の 田中と申します。採用担当者はいらっしゃいますか?
私:すみません。どこからの電話ですが、もしよかったら、要件を聞いてもいいですか。
担当者に確認するので、ちょっとまってください。
ビジネス日本語(以下の事例をご参考ください)
恐れ入りますが、どちら様からのお電話でしょうか。差し支えなければ、ご用件をお伺(うかが)いしてもよろしいでしょうか。
担当者に確認いたしますので、少々お待ちいただけますか。
ビジネス日本語の表現
すみ ませんが→恐れ入りますが
✅解説:
「すみません」はややカジュアル。「恐れ入りますが」などで丁寧に依頼の前置きを。
どこからの電話ですか→どちら様からのお電話でしょうか
✅解説:
「どこ」より「どちら様」が丁寧。「〜でしょうか」で丁寧な問いかけに。
もしよかったら→差(さ)し支(つか)えなければ ✅解説:
相手に配慮を示す丁寧な前置き。ビジネスでは「無理にとは言いませんが」のニュアンスを出せる。 要件を聞いてもいい ですか→ご用件をお伺いしてもよろしいでしょうか
✅解説:
「聞く」は失礼なので「お伺(うかが)いする」で謙譲語に。敬意を込めた聞き方。
ちょっと待ってください →少々お待ちいただけますか
✅解説:
「ちょっと待って」は命令的で失礼。→「少々〜いただけますか」で柔らかく依頼。
担当者に確認する→担当者に確認いたします
✅解説:「いたします」は「する」の謙譲